一致性|【統計学・統計解析講義応用】
一致性
未知パラメータθの点推定量のよさを表す1つの基準です。
一般に、データ数を増やせば推定精度はよくなると考えられますが、それを数学的にきちんと表現したものです。
n個の観測地に基づくθの推定量が、nを増やしていくと真のθに近づいていく性質をいいます。
このときの推定量を、一致推定量(consistent estimator)といいます。一致性を持たない推定量では、いくらデータ数を増やしても真のθに近づかないことになり、データ数を増やす意味がありません。
したがって、推定量のよさの基準としては重要なものです。
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