量的研究における標本抽出計画の実施【統計解析講義応用】

量的研究における標本抽出計画の実施【統計解析講義応用】 | 統計解析 - ChatGPT・Python・エクセルを使った講義で最速マスター

セミナー詳細                    解析ご相談                    LINEでお友達

量的研究における標本抽出計画の実施|【統計学・統計解析講義応用】

量的研究における標本抽出計画の実施【統計解析講義応用】


目次  量的研究における標本抽出計画の実施【統計解析講義応用】

 

 

量的研究における標本抽出計画の実施

 

標本抽出デザインと標本の大きさを決めたら,計画を実施しなければならない.

 

量的研究における標本抽出のステップ

 

標本を選び出していくステップは,標本抽出デザインによって若干違うが,一般的な手順の概要は説明できる.

 

1.集団を特定する:理想的には,自分の研究結果を一般化したいと願う標的母集団について,明確な考えをもつことから始めるとよい.豊富な資源をもっていなければ,標的母集団全体に接触できる見込みはないし,したがって,標的母集団のうちで研究者が接触できる部分を特定する必要がある.研究者は,対象母集団を特定することから始めることが多く,それから,標的母集団をどううまく定義づけるかを決める.

 

2.適性基準を明確にする:次に,標本の適性基準を,詳しく説明しなくてはならない.基準は,可能性のある対象を除外するような特性に関して,できるだけ特定したほうがよい(例:きわめて不健康,英語を読めない).基準によって,標的母集団を再定義することになるかもしれない.

 

3.標本抽出計画を明確にする:対象母集団が決まったら,次に,@標本抽出の方法,A標本の大きさを決めねばならない.標本の大きさの特定は,研究のさまざまな側面を考えたほうがよい.対象の望ましい数を決めるのに検出力分析を行えるのであれば,ぜひそうしたほうがよい.同じように,確率標本抽出を使うことができるのであれば,ぜひ実施したほうがよい.そのどちらもできない場合は,できるだけ大きな標本をもちいること,そして研究デザインに,標本の代表性を確立する手段を講じるのがよい(例:割り当て標本抽出法).

 

4.標本を募る:標本抽出デザインが確定したら,次のステップは,その計画に従って候補となる研究参加者を募り(必要とされるあらゆる組織上の許可も得たうえで),その人々に協力を求める.

 

 

量的研究における標本抽出計画の実施【統計解析講義応用】


セミナー詳細                    解析ご相談                    LINEでお友達

量的研究における標本抽出計画の実施【統計解析講義応用】

量的研究における標本抽出計画の実施【統計解析講義応用】