標準正規分布表|Standard normal distribution 【統計学・統計解析用語集】
標準正規分布表は、標準正規分布(平均が0で標準偏差が1の正規分布)に対する確率密度関数の値を提供する表です。
この表は、統計や確率論などの分野でよく使用されます。
標準正規分布表は、横軸に標準正規分布のZ値(標準偏差単位での値)を、縦軸に確率密度関数の値を持っています。
Z値は、確率変数が平均からどれだけ標準偏差の何倍離れているかを示します。確率密度関数の値は、そのZ値における確率密度を示します。
標準正規分布表は、通常、Z値が0から正の方向に向かって増加する一方向の表として提供されます。
しかし、標準正規分布の性質から、Z値が負の場合の確率密度関数の値は、対応する正のZ値の値と同じです。
つまり、標準正規分布表は対称性を持ちます。
標準正規分布表を使用すると、あるZ値以下の確率を求めたり、ある確率に対応するZ値を見つけることができます。
これは、標準正規分布を用いた統計的推論や仮説検定などの際に役立ちます。