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アウトカムとエンドポイント【統計学講義応用】 | 統計学講義【最速で統計学をマスターするサイト】

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アウトカムとエンドポイント【統計学講義応用】


アウトカムとエンドポイント【統計学講義応用】

アウトカムとエンドポイント

 

アウトカムとエンドポイントは混同して用いられることがありますがそれぞれ違うものです。

 

アウトカムとは、臨床研究による結果を意味します。

 

エンドポイントとは、その臨床研究の最終的な評価項目のことで、たとえば、高コレステロール血症治療薬のスタチン系製剤は、血液中のコレステロールを下げる薬として知られていますが、本来の目的は、コレステロールを下げることではなく、コレステロールを下げることによって動脈硬化症の進行を抑え、狭心症・心筋梗塞などの心血管疾患の発生を予防することにあります。

 

そのため、スタチン系薬剤による治療効果を判定するためには、コレステロールを下げたかどうかではなく、心血管疾患・脳血管疾患の発生が減ったかを確認する必要があります。

 

ここで、本来の目的である心血管疾患・脳血管疾患の発生のことを真のエンドポイント、その代わりとなる血液中のコレステロールの値を代替エンドポイントといいます。

 

時間と費用が潤沢であり、対象患者が了承すれば、治療開始後から心血管疾患・脳血管疾患の発生まで長期間の追跡調査を行うことが理想的ですが、時間も費用も膨大になることから、そのような研究ができるケースは少ないといえます。

 

 

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アウトカムとエンドポイント【統計学講義応用】

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