立てた仮説をデータで検証する|【ビジネス統計学・統計解析】
立てた仮説をデータで検証する
適切なグラフを選択する方法
ひと目で答えがわかるグラフを作ろう
具体的な仮説ができれば、それを検証するために必要なデータやグラフを作っていきます。
男女での売り上げ割合がどうなっているか、という仮説であれば、売上高の男女比を計算し、円グラフで表現します。
売り上げ割合ではなく、売上高自体の場合は棒グラフでもいいかもしれません。
時間帯別や曜日、日付別での割合の変化をチェックするには、折れ線グラフまたは100%積み上げ棒グラフが適しています。
特に日付のように、横軸が多くなるときは折れ線グラフがよいでしょう。
どのようなグラフを作るかが決まれば、そのためのデータを作成します。
エクセルの場合はピボットテーブルを使います。
データベースの場合は集計を行います。
R言語やOrion AIのような統計的分析ソフトを使う場合は、集計とグラフ作成を同時に行うことができます。
このように適切に作成された集計表やグラフをチェックすると、ひと目見ただけで仮説の答えを知ることができます。
データで仮説を検証する手順
@仮説を立てる(売り上げの時系列推移が男女でどうなっているか)
A仮説の検証に最適なグラフの種類を決める(時系列推移を比較するので、折れ線グラフが最適。男女別に色分けしてグラフ化する)
B仮説の検証に必要なデータを調べる(売上高のデータをもとに男女別に数値を出す)
C作成したデータと仮説を比較する(折れ線が重なる部分が多ければ、男女であまり大きな差はないことが判明)
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