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確率と期待値とは

確率と期待値とは統計解析のベースとなる学問であり、コスト・売上・利益を分析するのに必須の概念です。

統計学のベースとなる学問のひとつに、確率論があります。

確率とは、ある行為を無限回繰り返したとき、ある結果の現れやすさを分数もしくはパーセントで表現したものです。

例えば、サイコロを振ったとき、１の目が出る確率は1/6または16.6%です。

天気予報で使われている降水確率が50%のときは、その日と同じ条件の日が無限にあったとすると、そのうちの半分の日は雨が降る、ということを表しています。

さらに、この確率を使って期待値を計算できます。

期待値とは、将来的に観測を続けたとしたときに、得られる結果の量のことです。

例えばサイコロの場合、出る目の期待値は１から６まで足して６で割った値、つまり平均の3.5が期待値ですので、繰り返しサイコロを振ったときに、１ばかり出る人や６ばかり出る人も中にはいますが、無限回振ると、得られる期待される量は3.5ということになります。

サイコロを使ったゲームで、奇数が出たら１万円、偶数が出たら２万円もらえるとします。

このときのサイコロを１回振ったとき、１万円しかもらえない運の悪い人、２万円もらえる運のいい人はいますが、

もらえる金額の期待値は、１万５千円です。

このような確率と期待値をビジネスシーンで利用することで、コスト・売上・利益が期待値でどれくらいになるかを分析することができます。