ニューテクノロジーとインターネット【医療統計解析】

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ニューテクノロジーとインターネット|【医療統計学・統計解析】

ニューテクノロジーとインターネット【医療統計解析】


目次  ニューテクノロジーとインターネット【医療統計解析】

 

 

ニューテクノロジーとインターネット

 

ニューテクノロジー

 

時代とともに技術は進歩するものであるが,とくにコンピュータ技術の進歩は目覚しいものである.

 

人の1年は犬にとっての7年に相当することからコンピュータ業界での時間の経過はドックイヤーと椰揄されるほど早く,半導体の集積密度は18ヵ月ごとに2倍になるというムーアの法則から考えれば,コンピュータの性能も18ヵ月ごとに2倍,すなわち12年後には256倍もの向上を実現するといっても過言ではない.

 

このような状況下で,次々にデータを効率的に取り扱うことのできる新しいテクノロジーが登場してきている.

 

コンピュータの入出力デバイスを見ても,キーボードだけではなく,タッチパネルなどの利用も可能になっており,音声による操作も既に実用化されている.

 

画像や動画などを取り込むことも容易であり,音声による出力などは読み合わせというような作業への応用も可能なレベルになってきている.

 

また,環境的なもので言えば,インターネットはニューテクノロジーとして普及している最たるものであり,次いで携帯電話であると言えよう.

 

さらにPDA (Personal Digital Assistance)と呼ばれる携帯情報端末も登場している.

 

コンピュータの運用面から考えれば,標準化団体のOMG (Object Management Group)によって規定されたCOBRA(Common Object Request Broker Architecture ; 共有オブジェクト要求ブローカーアーキテクチヤ)も考慮しておくべきものである.

 

CORBAとはクライアントがネットワーク上のオブジェクトを呼び出す標準的な仕掛けであり,このアーキテクチャを利用することによりハードウェアのメーカー名やソフトウェアの互換性に気を使うことなく相互運用性を実現できると言われている.

 

すなわち, CORBAを利用することにより,アプリケーション同士がどこにあるか,あるいは誰が設計したものかというようなことを意識することなく,相互に情報の交換ができるようになるのである.

 

このため,非常に容易に分散アプリケーションを作成することができるようになる.

 

これらのニューテクノロジーをどのように利用できるかということはアイデア次第であるとともに,ほんの数年後にどのようなニューテクノロジーが登場するかということを予測することは本当に難しい.

 

むしろ,近い将来には何らかのニューテクノロジーが登場するという前提を忘れずにテクノロジーに対する注意を払い続け,それらを柔軟に取り込む姿勢を持ち続けることが重要なことだと思われる.

 

 

インターネット

 

インターネット(Internet)は高速通信網の普及とともに急速に広がりを見せており,現在ではその名前を知らないものはほとんどいないと言えるだろう.

 

インターネットは1969年にアメリカ国防総省のサポートによりアメリカのカリフォルニア大学ロスアンゼルス校,スタンフォード研究所,カリフォルニア大学サンタバーバラ校,ユタ大学の4台のコンピュータがネットワークによって結ばれたARPANET (Advanced Research Project Agency Net)が最初であると言われている.

 

そして, 1981年には大学や民間のコンピュータ研究グループ用のネットワークCSNET (Computer Science NET)が開始された.

 

日本では1984年にJUNET(Japanese University Net)が東京大学,慶應義塾大学,東京工業大学の3つのコンピュータを結ぶことにより始まり, 1986年にようやく海外接続が行われるようになった.

 

インターネットという名前が使われ始めたのは1982年であり, 1991年にはWWW (World Wide Web)が開発されたがインターネットを広く一般に普及させる要因になったWWWをグラフィカルに閲覧するためのNCSA Mosaic for X Windows Systemの登場は1993年のことである.

 

総務省の「平成15年版 情報通信白書」によれば, 2002年末でのわが国の6歳以上の個人におけるインターネット利用者数は6,942万人と推計され, 2007年には8,892万人まで増加するものと見込まれている.

 

インターネットの普及により,物理的な距離や国境などを意識することなく世界中のあらゆる情報にアクセスできる環境が整ってきた.

 

必要な情報が随時,必要な場所から入手することができるということは,ユーザーにとっては巨大な分散型データベースを使用しているのと同じことである.

 

また,単なる受容型の情報源ではなく,ユーザー自らが手軽に情報発信することができるという点も見逃すことができないメリットである.

 

これらの機能を利用して,誰もが容易にアクセス可能な臨床試験データ管理システムを構築することも不可能ではなくなってきている.

 

ただし,インターネットは善意に基づくネットワークであることが前提条件であり,セキュリティに関する危険性があるという認識を充分に持っておく必要がある.

 

たとえ,電子メール(E-Mail)だけの利用であっても,盗聴,改竄,成りすましなどの危険性があることを承知しておかなければならない.

 

このため,インターネット上に臨床試験データ管理システムを構築する場合には,プライバシー情報が含まれていることを忘れずに,充分なセキュリティ対策を行っておかなければならない.

 

 

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