金融の仕組みと現状【社会経済統計解析】

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目次  金融の仕組みと現状【社会経済統計解析】

 

金融の仕組みと現状

 

金融の仕組みと現状

 

日本の金融システムは,バブル経済崩壊以降,金融機関がもつ膨大な不良債権,不安定な為替相場や株価の低迷によって,かつてないほど深刻な試練にさらされ,現在に至っている。

 

そのため金融政策に対する関心が非常に高まっている。

 

日本銀行が金融政策を展開する主な目的は二つある。

 

一つは経済成長に必要な通貨を供給することであり,もう一つはインフレーションを防止するなど,通貨価値を安定させることである。

 

この日的を達成するために日本銀行が使う政策手段の代表的なものは,

 

@公定歩合操作

 

A公開市場操作

 

B預金準備率操作

 

C貨出増加額指導

 

の四つである。

 

これらの政策手段は金融の質的調整手段と量的調整手段に大別できる。

 

質的調整は金利を操作することで資金を借りやすくしたり,借りにくくしたりして,金融の流れを調整するもので,公定歩合の操作がこれに当たる。

 

量的調整は市中に出回る資金の総量を増やしたり,減らしたりするもので,公開市場操作などがそれに当たる。

 

 

日本では公定歩合操作が最も伝統的な政策手段である。

 

ただし,現在の金融政策においては公開市場操作が主流である。

 

具体的に2004年度においては,日銀当座預金残高の目標水準を「30−35兆円程度」と定め,公開市場操作の一つである資金供給オペレーションを中心に金融調節が行われている。

 

金融の統計に関しては,財務省,金融庁,日本銀行によってかなり詳細な統計がとられている。

 

それらの統計を見ながら,日本の金融の現状を概観してみることにしよう。

 

金融市場:金融機関に関する統計

 

金融市場とは,資金の借り手(需要者)と貸し手(供給者)とを結び付け,その需給を調整し,その価格である金利を形成する市場である。

 

この金融市場を構成する主体は,企業,家計,公共部門,金融機関などであり,すべての経済主体が含まれる。

 

日本では,家計部門が主たる資金の供給者であり,企業,公共部門が資金の需要者であって,金融機関はこの両者の間にあって,資金の需給を調節し,金融市場の運営に大きな役割を果たしている。

 

この金融市場に関する主要な統計は,中央銀行である日本銀行が金融統計を中心に主要経済統計を取りまとめている金融経済統計月報によることが多い。

 

この『金融経済統計月報』は,日本銀行が日本の金融経済動向を把握するために作成する最も基本的な統計書である。

 

具体的に,通貨,金融機関勘定,預金・貸出市場,債券・株式・外為市場,資金扇環などの金融関係の諸統計のほか,財政,金融市況,企業,物価,国際収支・貿易,主要国の統計などが掲載されており,金融のみならず,実物経済も含めて日本及び主な諸外国の動向を把握することができるようになっている。

 

 

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