Pythonのオブジェクト指向機能|【Python・R・エクセル統計学・統計解析】
Pythonのオブジェクト指向機能
Pythonはオブジェクト指向のスクリプト言語です。新しくクラスを定義したり、既存のクラスを継承する、といったオブジェクト指向言語としての機能を一通り揃えています。
Pythonのオブジェクト指向機能はとてもシンプルです。
そのようなこともあり、C++やJavaのような他のオブジェクト指向言語を使った経験のある人から見ると、Pythonのオブジェクト指向機能は物足りなく映るかもしれません。
しかし、言語自体としての実装はとても見通しが良く作られていますし、必要な機能は備えています。開発を進めるにあたって困ることはほとんどありません。
そもそも、Pythonはオブジェクト指向機能の利用を強制しないような作りになっています。
無理にオブジェクト指向機能を使おうとせず、必要に応じて利用するのがPythonの流儀です。
すべてがオブジェクト
純粋オブジェクト指向言語としてPythonを見た場合、その特徴を一言で表すとするならすべてがオブジェクトということになるでしょう。
文字列やリストなどの組み込み型だけでなく、モジュールやクラス、関数やメソッドまでもがオブジェクトとして扱えます。
ありとあらゆるものがオブジェクトなので、関数やクラスを変数に代入したり、挙動を動的に書き換えたりすることができます。
この性質をうまく利用すると、複雑なプログラムを驚くほど簡潔に書くことができます。
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