中国の出生性比の統計学|【統計学・統計解析コラム】
中国の男女出生比(女児100人に対する男児の数)は、119.58であり、とくに農村に限ると122.85になります。
中国の国家人口・計画生育委員会では、こうした高い出生性比が続くと、良き伴侶が得られない男性が増えすぎて社会の調和と安定を損なうと述べています。
男女産み分けを目的とした妊娠中絶を取り締まり強化の方針とされています。
農村では将来労働力になり家計を支える男児を好む傾向が強く、結婚でいずれ家を出て行く女児は敬遠されるといいます。
日本では、政府が人口統計を取り始めた1899年から2007年までの男女出生比を調べてみると、多少の変動はあるものの、おおよそ105前後で安定しています。
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