会場アンケート調査の統計学|【社会経済統計学・統計解析】
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会場アンケート調査の統計学
会場アンケート調査の統計学
会場アンケート調査とは、通行人や施設への来場者などに協力を依頼し、調査会場に案内して、30分程度の調査を行う方法です。
会場アンケート調査は、アンケートの対象者を、事前、または人が集まる場所などで当日に募集して、調査のために設置した会場で調査を行う方法で、セントラルロケーションテスト(CLT)ともいいます。
アンケートの進行方法は、2種類です。1つは一斉回答・終了方式で、司会者の進行に従って多数の人が同時にアンケート票に記入、リモコンボタンを押すなどして回答していきます。
もう1つは対象者ごとに開始・終了する方式です。回答方法は、調査員との面接や、パソコン画面にキーボードを入力するなどです。
また、スマートフォンを活用したりリアルタイムの会場アンケートもあります。
会場アンケートは、市場投入前の新製品や試作レベルのコマーシャルフィルムなどを見せたり聴かせたりして回答を求める調査でよく行われています。
例えば、以下に示すような目的で行う場合に用いられます。
@その場で1番良いものを選定する:新製品開発の試作品やCM案などをテストしたいときに行われます。
Aその場で賛成または反対の人数を知る:TV番組などで、賛成・反対の数をその場で調べるときに行われます。司会者の合図により、手元スイッチで賛成、反対の数を測ります。
B実験設備を使って反応評価を知る:もっとも目立つデザイン、印象に残るロゴマークなどを選ぶときに行われます。例えば会場のスクリーンに評価対象のデザインを個々に視認時間を変化させて映写し、対象者に見えたものを描いてもらいます。回答結果を分析すれば、視認時間が短く、しかも正確に見えるデザインを選ぶことができます。
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