来場者調査の統計学|【社会経済統計学・統計解析】
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来場者調査の統計学
来場者調査の統計学
来場者調査は、通行人や施設への来場者に、その場で短時間の面接調査などを行う調査です。
来場者調査は、ショッピングセンターなどの施設の来場者や道路を通行している人などを対象に調査を行う方法の総称で、実施場所や調査対象もさまざまです。
具体的には、商店街や繁華街への来街者調査、駅などでの鉄道やバスの利用者調査、スーパーなど大規模小売店舗への来店客調査や駐車場でのドライバーへのアンケート調査などがあります。
来場者調査の場合、事前に現地を入念に視察し、調査地点や時間帯による通行人の性・年齢などの特性を把握する必要があります。
また、調査場所を決める際には、警察署や施設管理者の許可が必要な場合があります。さらに、調査員の面接で調査を行う場合、訪問面接調査と同様、調査員手配と教育も必要です。
来場者調査の長所は、多数の対象者に短時間で調査できることです。調査員による対面での調査の場合、訪問面接調査と同様、対象者本人の回答が確実に得られる、調査の趣旨や質問の意図が伝えやすい、枝分かれ質問を効率的に進められる、記入ミスが防ぎやすい、見せる・聞かせる・触らせるなどアンケート票以外の調査用具が利用できるなどの長所もあります。
しかし、通行人や買い物客などが対象であるため、対象者の協力を得にくい、長時間を要する質問や複雑な質問には不向き、調査地点に当日来なかった人は対象者にならない、悪天候などの影響で調査結果に影響が出る可能性があるなどの欠点を考慮して行う必要があります。
来場者調査は、調査員が面接して行う方法のほか、対象者に記入を依頼し、後ほど郵送してもらったり、アンケート票の回収BOXを設けて回収する方法もあります。
混雑した店内での買い物客を対象にした調査の場合は、周囲への影響を配慮した実査の方法を検討することが必要です。
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