SMO:治験施設支援機関【医療統計解析】

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SMO:治験施設支援機関|【医療統計学・統計解析】

SMO:治験施設支援機関【医療統計解析】


目次  SMO:治験施設支援機関【医療統計解析】

 

 

SMO:治験施設支援機関

 

臨床試験を依頼する側の業務を代行・支援する組織として,開発業務受託機関(CRO ;Clinical Research Organization)というものがある.

 

同様に,施設の業務を代行・支援する組織として,治験施設支援機関(SMO;Site Management Organization)というものがある.

 

CROとSMOは欧米では非常に広く知られた存在であり,日本でも急速に普及してきているが,まだ日本でのSMOについての歴史はそれほど長いものではない.

 

 

また, CROと呼ばれる企業がSMO業務も行っている場合があるため,組織としてのCROとSMOに明確な区別がついていないことがある.

 

本質的に呼称にはあまり意味はないので, SMOとは基本的に施設側の業務をサポートしていく組織であることを認識しておけばよい.

 

そして,今までは大病院を中心に臨床試験が実施されてきたが,今後は大病院だけではなく,地域の開業医を中心として臨床試験を実施することも多くなると予想される.

 

たとえば,高血圧,糖尿病などの生活習慣病については遠くの大病院を訪ねるより,近くのクリニックを訪ねる方が患者にとってメリットが多いためである.

 

また,このような環境での臨床試験の方が治療の実態に近い臨床データを収集することができる場合もある.

 

もし,このような地域の開業医などをグループ化して臨床試験を実施するなどの場合に, SMOの協力を得ることができれば大きな威力を発揮するものと考えられる.

 

品質管理の観点から考えると,臨床検査外注の補助や臨床検査データを含めたデータマネジメント補助といった臨床試験実施に対する支援が得られるようになる可能性があるということは,極めて意義のあることである.

 

また, SMOによって複数の施設における臨床研究コーディネーターを取りまとめ,均一な水準での品質管理を実施することが可能になる.

 

このように, SMOが複数の施設を束ねて担当することにより,施設間でのばらつきを大きく減少させられる可能性があるということにも期待ができる.

 

 

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