全国の高校野球チームに大阪出身者が多い確率的理由|【統計学・統計解析コラム】
全国の高校野球チームに大阪出身者が多い確率的理由
185校(2009年夏)がしのぎを削る大阪府大会で優勝して甲子園に出ようとすれば,シード校でないと8勝しなければいけないチームが出てきます。
ところが25校しか出ない鳥取県の場合,シード校であれば2回戦から出るので,4勝で優勝.この倍の差は大きいです。
プロ野球のスカウトの目に留まるには,県大会で優勝して,甲子園ひのき舞台に出ないといけません。
しかも,甲子園1回戦突破が最低条件です。
そこで,県大会で優勝できる可能性が高いチームに行くのが1つの考え方です。
大阪府大会で勝ち上がるのは難しければ,甲子園に出やすい高校を探そうとなります。
鳥取県25校,福井県29校,高知県31校,徳島県33校,島根県,山梨県,和歌山県,香川県がいずれも39校と少ないです。
高校野球連盟の調査によれば,春夏の全国大会出場校での県外選手を調査した結果,半数が大阪府出身といいます。
大阪府はリトルリーグのレベルが高いらしいです。
陸続きの隣接都府県中学を除いた野球留学者数を都道府県別にみると,916人中,流出は大阪府457人,兵庫県59人,神奈川県57人.流入は香川県86人,高知県84人,山形県80人,青森県80人,宮城県50人,島根県42人と続きます。
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