測定基準(メトリックス)【医療統計解析】

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測定基準(メトリックス)|【医療統計学・統計解析】

測定基準(メトリックス)【医療統計解析】


目次  測定基準(メトリックス)【医療統計解析】

 

 

測定基準(メトリックス)

 

業務の内容や効率性を検討する資料としてメトリックス(Metrics)と呼ばれるものが用いられることがある.

 

メトリックスという言葉はあまり聞きなれないものであるが「測定基準」というような意味のものである.

 

すなわち,ある作業を実施するのに何人でどれくらいの時間がかかったのかというようなプロセスの管理,分析を行うためのデータのことである.

 

これを記録・分析することにより,その業務で本当に必要な人員や時間を検討することができる.

 

実は,品質管理を行う際にも入力のエラー率,データレビューのエラー率,施設への問い合わせ件数などというような情報を分析することがある.

 

 

しかしながら,品質保証のためにこれらの数字を用いるのはあくまでも最終段階の確認用であることに注意しておかなければならない.

 

すなわち,臨床試験データの整合性判定の例で考えれば,これでデータ固定を行っても大丈夫だと考えられる臨床試験データでの入力のエラー率が品質保証に対して検討されるべきであり,それ以前の初期入力から脈々と行ってきた過程での入力のエラー率を問題とするわけではないのである.

 

このような途中段階での入力のエラー率などは入力担当者の質や効率を確認するものであり,まさしくメトリックスの情報として利用すべきものである.

 

すなわち,品質保証という意味では,途中で補修をしては商品としては売ることができなくなる工業製品とは異なり,入力エラーがあってもデータ修正という適切な対処が行われていれば最終成果物である臨床試験データは問題なく利用することができる.

 

ただ,修正にかかる時間などのリソースが余分に必要となったという経済性の損失は問題であり,オペレータの教育やエラーの発生原因が症例報告書のレイアウトにあるとは考えられないのかなどについて検討・改善の余地があるかもしれない.

 

このような検討のためにデータ固定前の入力エラー率は利用されるべきである.

 

 

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