患者報告アウトカムに適応された枠組み【統計解析講義応用】

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患者報告アウトカムに適応された枠組み|【統計学・統計解析講義応用】

患者報告アウトカムに適応された枠組み【統計解析講義応用】


目次  患者報告アウトカムに適応された枠組み【統計解析講義応用】

 

 

患者報告アウトカムに適応された枠組み

 

ICFや他の分類方式の利用は,質問票を完全に埋めることに時間がかかるために,試験に関連する研究者や被験者に大きな負担を生じさせた.

 

米国国立衛生研究所(National Institutes of Health, NIH)は,臨床研究を活性化させる目的で,主要な研究拠点と調整センターを統合するために数年がかりで資金提供を行った.

 

このアプローチは,自己報告アウトカム(self-reported outcome)を測定して,冗長性を低減し,その過程で重要な因子を同定するための労力を合理化しようとする試みであった.

 

その結果,患者報告アウトカム測定情報システム(Patient Reported Outcomes Medical Information System. PROMIS)が作成された.

 

また,このプロジェクトに参加している研究者は,核心となる質問(core question).一般的な測定基準,項目集積(item bank)を開発した.

 

項目集積を用いることで,能力と項目反応の関係を研究者が決定できるという理論を適用することができる.

 

 

Bakerはこのプロジェクトによって採用された項目反応理論(item response theory)を述べた.

 

通常,患者報告アウトカム(PRO)に適応された枠組みは多次元であり,各次元に特異的な評価が必要となる.

 

一般的には.患者報告アウトカムには以下が含まれる.

 

・身体的健康(症状と機能または活動)
・精神的健康(情氤行動,認知)
・社会的健康(対人関係と対人的機能)

 

QOLと健康関連QOL.生活満足度の測定値はたびたび欠落するが,多くの研究者はQOLと健康関連QOLを併用する.
コーピング,参加,モチベーション(動機づけ)などの行助における疾患の影響を理解する目的で,健康に関する生物心理社会モデルを採用した健康評価は,個人の信念や価値観の測定値を含むまでに拡張されてきた.

 

これにより,入手できる種々の情報は増大し,自己報告と観察者による尺度(observer-administered instrument)のいずれにおいても, QOL測定値と健康関連QOL測定値から収集されたデータの信頼性を高めた.

 

これらの現象を測定する尺度は,過去10年間で大幅に改善し,より定量的になり,より信頼できるものとなった.

 

それらの評価のほとんどは標準化され,内的妥当性や評価者間・評価者内での信頼性が検証された.

 

また,特異的疾患における利用についての研究もなされてきた.

 

 

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