統計ソフトの使い方|【Python・R・エクセル統計学・統計解析】
多くの統計解析ソフトウェアパッケージが利用できます。
無料のものも、シェアウェア(多くのソフトウェアに価値があると考えたらお金を払う)も、市販の商品もあります。
どれを選ぶかは、さまざまな要因によります。
SPSSは長い間作られている非常に人気のあるソフトウェアパッケージで、主に社会科学や行動科学の研究者たちによって使われています。
高価ではありますが、大部分の高等教育機関が学内のサーバーにインストールしています。
したがって、あなたが学生なら、追加の費用なしで使うことができます。その上、機能は制限されているものの、比較的安価な学生版もあります。
Excelは世界で最もよく使われている表計算プログラムで、数値やテキストの行や列の操作ができます。
統計解析に特化したプログラムではありませんが、SPSSなどの製品とほぼ置き換え可能な、非常に多くの関数や内臓の分析ツールが含まれています。
Excelは強力なグラフ作成ツールも備えていて、Wordを含むMicrosoft Officeパッケージの一部なので、Excelで分析した結果をWordの文書に非常に簡単に挿入できます。
SPSSと同様に、Excelは多くの教育機関でいつでも使えるようになっています。
また、Excelはほとんどの初級、中級ユーザーにとってすぐに利用でき、もっとも簡単に使えるソフトウェアです。
どれを選ぶべきか迷いますが、実際にはExcelでもSPSSでも、ほとんどすべての基礎的な統計解析は実行できるのです。
それほど普及していない、他の多くのプログラムでも同様です。
しかし、あなたがこれらの1つ、あるいは他のどれかのパッケージを使うと決める際には、以下の諸点を考慮するとよいでしょう。
@そのプログラムはどれくらい高価か。あなたの所属機関でお金を請求されずに使えるか。
A学生版があるか。そして、あなたはそれを購入する資格があるか。
Bそのプログラムはモジュール式か。もしそうなら、どのモジュールが必要か。
C電話やメールでのテクニカルサポートが、いつでも利用可能か。
Dそのソフトウェアを使うための適切なハードウェア(メモリやストレージの容量など)を持っているか。
Eあなたのコンピューターには、そのソフトウェアを実行できるOSが入っているか。
そのソフトウェアがあなたのニーズに適合するか、購入を決める前に確認することです。
しかし、ほぼどんなプログラムでも、基本的なニーズを満たしています。
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