エクセルによる統計【統計解析講義基礎】

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エクセルによる統計|【統計学・統計解析講義基礎】

エクセルによる統計【統計解析講義基礎】


目次  エクセルによる統計【統計解析講義基礎】

 

 

エクセルによる統計(statistics by EXCEL)

 

エクセルでだれでも統計が家庭学習できる

 

マイクロソフトの「ワード」、「エクセル」が一般家庭にまで普及している。

 

エクセルを経理、会計、売上高などの単純な表計算に用いている人がほとんどであるが、統計の勉強がエクセルで基礎的部分の9割までできることを知らない人が案外多い。

 

平均、分散、標準偏差、相関係数など、学校のテキストで習ったが、難しいと感じた人びともエクセルを用いればインターネット・メール程度の操作で、実地的な計算を体験でき、統計知識を蓄えていくことができる。

 

必要だが統計が苦手という人びと向けの、家庭や職場でできる統計独学(Teach yourself)のツールがエクセルである(完全でない点もある)。

 

 

入口はΣ、fx、「分析ツール」の3つ

 

エクセルの統計計算には、3つの入り口がある。

 

@Σ(オートサム):単純に和(足し算の答え)を求めるボタン。

 

A fx:多くの統計量の計算へ通じるボタン。ここがもっともよく用いられる。fは関数(ファンクション)、xは変数を意味している。

 

B分析ツール:メニューバーにある「ツール」から入って、やや進んだ統計分析の方法へ通ずる。

 

そこで、計算例で用い方のアウトラインを示しておこう。

 

なお、エクセルの基本操作は知っているものとする。

 

@オートサム(Σ):セルA1からA10にデータを入れておく。セルA11に=SUM (A1 : A10)としてENTERキーを押す。この操作は、セルA11を選んでおき、Σを押すことに替えられる。

 

Afx (統計量ボタン):「平均を計算する例としてA1 : A10、B1 : B10に2列のデータを入れておく。 A11に=AVERAGE(AI : A10)としてENTERキー。

 

これが1列の平均だが、第2列の平均はくり返す必要はなく, Allの命令をB11に複写(エクセル用語で、セルの右下コーナーにカーソル矢印をあてて、矢印を十印にしたまま、隣のB11にドラッグ)すればただちに終了。

 

この「複写」の働きがエクセルの大きな利点である。なお、必ず=を人力することに注意する。

 

「AVERAGE」と英語人力する操作は、fx>「統計」>「AVERAGE」とクリックして選ぶことに替えられる。

 

これもエクセルの便利な機能である。

 

表れた窓にA1 : A10と入れるか、あるいは窓の右横のマークをクリックして画面の中でA1 : A10に範囲指定する。なお、結果を入れるセルをA11にあらかじめ選んでおくことはもちろんである。

 

「分散」、「標準偏差」も同様にして、それぞれVAR、STDEVを用いればよいが、fx>「統計」とクリックしていくと便利である。

 

セルはA12、B12に分散を、A13、B13に標準偏差を入れるようにする。

 

「相関係数」は、A14に= CORREL(A1 : B10)としてENTERでよい。 A1:B10は斜め(対角線)だが、2列以上の範囲指定はこの方法による。今回もfx>「統計」>「CORREL」とクリックすれば、英文字を入力する手間は省かれる。

 

B分析ツール:進んだ統計分析の方法が準備されている。相関係数(3変量以上も可)、回帰分析、ヒストグラム、分散分析、スチューデントのt検定などがある

 

使うには知識が必要であり、ここでは解説は割愛するが、ヒストグラムと相関係数はすぐに使える。

 

たとえば「ツール」>「分析ツール」>「相関係数」

 

あるいは「ツール」>「アドイン」>「分析ツール」にチェック>「相関係数」のように進んで、先と同じように対角線で範囲指定すればよい。

 

 

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