一般化線形モデルの全体像がわかるまで努力|スキマ時間を有効に活用【統計学・統計解析講義基礎】
統計学の学習では、一般化線形モデルの全体像がわかるまで努力しよう。スキマ時間を有効に活用
一般化線形モデルの全体像がわかるまで努力する
「統計学を勉強する時間がない」
「平日は夜まで働いていて、土日は休みたいし、勉強の時間などとてもとれない」
と嘆く方は多いかと存じます。
しかし、「時間がない」と言っているだけでは物事は前に進まず、いつまでたっても統計学を身につけることはできません。
ここで、「時間がない」ではなく「どうすれば時間をつくることができるか」という発想に転換しましょう。
そうすることにより、解決のためにいろいろなアイデアが湧いてきます。
私はよく、統計学をマスターするために200時間は勉強しなさい、と言います。
これには根拠があり、統計学は断片的な知識を積んでいる間は、全体像を掴めないという面があります。
例えば、t-検定、分散分析、回帰分析、重回帰分析、ロジスティック回帰分析を、それぞれ20時間ずつ勉強したとします。
これらを個々に勉強している間は、個々のことしかわかりません。
しかし、これら全てを勉強すると、あることがわかります。さて何でしょう。
そう、すなわち「一般化線形モデル」の枠組みです。
一般化線形モデルとは、説明変数を使って目的変数を予測する線形モデルです。
説明変数が名義変数(薬剤群、プラセボ群など)で目的変数が連続変数(血圧、血糖値など)の場合は、群間比較のt検定や分散分析になりますし、
説明変数と目的変数がいずれも連続変数の場合には回帰分析になります。
そして、これらを一通り勉強すると、すべては一般化線形モデルの枠組みで説明できるのだという、いわば「気づき」が得られます。
この気づきを得るまでに、ある程度の時間が必要というのが統計学にはあります。
そのレベルに達すると、理解が飛躍的に深まります。
どうか、このレベルに達するまで、歯をくいしばってでも頑張っていただきたいと思います。
スキマ時間を有効に活用
あなたは、電車に乗っている時、何をしていますか。
寝ている、本を読んでいる、ぼーっとしている、スマホでゲームをしている、など人それぞれかと思います。
しかし考えてみると、電車で通勤している時間というのは、往復で1時間としても、月に20営業日とすると20時間もの長い時間になります。
この時間は有効に使わないと勿体ないです。
電車が空いているときは、PCを出して作業することもあります。
表計算や図作成ではマウス操作が必要ですが、電車の中ではさすがにマウス操作は無理なので、文書作成の作業が中心となります。
電車が混んでいる時は、当然PCを出すことはできませんので、スマホで情報収集します。
ここで大事なのは、電車の中の10分という短い時間でも無駄にしないことです。
なお、バスの中ですが、バスはとても揺れます。
ともすると作業自体が眼によくありませんので、私はバスの中ではぼーっとしていることが多いです。
本を読むということに関しては、PCと違って立ち上げに時間がかからずすぐ読めるというメリットがあります。
難点は重いということです。
文庫本サイズなら問題ありませんが、ちょっと厚めの本だとカバンの中を占有しますし重いのであまりおすすめしません。
電子書籍をおすすめします。
例えば東京から大阪へ移動するのに、あなたは何を利用しますか。
私の場合問答無用で新幹線を利用します。
仮に飛行機の方が早く着くとしても、新幹線を利用します。
なぜなら、新幹線はまとまった時間があるので作業が可能だからです。
マウス操作は難しいですが、文書作成なら十分可能です。
飛行機は作業時間が短いですし、そもそも揺れるので作業には向いていません。
新幹線の切符購入時に窓側を選択すると、コンセントがありますのでPCの電源も確保できます。
PCのバッテリーには限界がありますので、電源は確保したいところです。
電源のない車両もありますので、窓口購入時に電源のある窓側をリクエストすると確実です。
新幹線では、運が悪いと隣や後ろで知り合い同士が座りおしゃべりをするうるさい指定席にあたってしまう場合があります。
話しをするなともいえないですし、運がわるいと思ってあきらめるか、駅員と交渉して席を移動するしかありません。
スキマ時間は必ずしも電車の中だけではありません。
銀行のATMやレストランなどで待っている時間など、探せばいくらでもあります。
もちろんこの場合作業は出来ませんが情報収集は可能です。
スキマ時間を有効に活用するかどうかで、人生そのものが大きく変わります。