治療効果を測る割合と率の秘密【ChatGPT統計解析】

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治療効果を測る割合と率の秘密【ChatGPT統計解析】

治療効果を測る割合と率の秘密【ChatGPT統計解析】
治療効果の評価には「割合」と「率」が重要です。割合は全体に占める特定部分の大きさを示し、時間と無関係ですが、率は単位時間あたりの変化の速さを示し、時間に関係します。日常会話では使い分けが曖昧ですが、医療や保健の分野では明確に区別されます。例えば、クラスの女性の割合は時間と無関係な0.4ですが、1年間で3組中1組が離婚する率は0.33(1/年)です。効果測定には、関心の対象が時間に関係するかどうかで、割合と率を使い分けます。食あたりの場合は割合が重要ですが、延命効果の場合は率が重要です。

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割合(proportion)と率(rate)

 

治療の効果を測る上で重要なのが、割合と率です

 

高価を測る方法についてみる前に、先ず割合と率の2つを正しく理解する必要があります。

 

割合と率と言われても、そんなの意識したことがない、という人がほとんどだと思います。

 

実際、日常会話の中でこの2つを使い分けている人はそう滅多にいません。

 

過去の文献にならって「広辞苑」で割合と率の意味を調べてみると、

 

割合:物と物との比、歩合、比率

 

率:わりあい、ぶあい

 

と書かれています。

 

結局、日本語の定義としては率はわりあいと同じなのです。

 

しかし、英語の割合「proportion」と率「rate」をLongman英英辞典で調べてみると、

 

Proportion: part or share of larger amount or number of something

 

Rate: the number of times something happens over a period of times

 

と書かれています。

 

英語が苦手な人でも、rateはどうやら時間にも関係しそうだけど、proportionは時間とは関係なさそうだということはわかるでしょう。

 

だからと言って、英語圏の人たちが日常会話の中でproportionとrateを厳密に使い分けているか、と言ったらそうでもないようです。

 

 

割合は部分の全体に占める大きさの指標・率は変化の速さ

 

日常会話では区別されていない割合と率ですが、医療・保健・福祉の分野では、実はこの2つは明確に区別されているのです。

 

割合:特定部分の全体に占める大きさを測る指標

 

率:単位時間当たりの変化の速さを測る指標

 

です。例を出すと、

 

割合の例:50人のクラスに女性が20人いる。0.4が女性の割合

 

女性の人数が特定部分に当たり、クラスの人数が全体に当たります。

 

女性の人数の単位は人、クラスの人数の単位も人なので、割合には単位がありません。

 

一方、率は、

 

率の例:1年間に3組中1組離婚する。1/3=0.33・・・が率

 

1年間が単位時間で、3組中1組離婚が変化を表しています。

 

割合と同様に単位がないように見えますが、あくまでも1年当たりなので、率の単位は1/時間となります。

 

割合と率ではどっちを使う?

 

では、効果を測るときには割合と率、どちらを使えばよいでしょうか。

 

一言で言ってしまえば、どちらに関心があるか、によるのです。

 

ではどういうときにどちらに関心があるか。

 

ここで大事なことは、割合は時間と無関係だけど、率は時間に関係する、ということです。

 

例えば、冬の味覚、生ガキは美味しい反面、食あたりを起こす可能性があります。

 

では、生ガキを食べてあたる可能性を評価するには、割合と率、どちらがよいでしょうか。

 

関心があるのは、生ガキを食べた人のうち何人があたるか、です。

 

あたるかあたらないかが重要で、あたるまでの時間なんてどうでもいいことです。

 

したがってこの場合は、割合が重要で率はあまり重要でないことになります。

 

仮に、食あたりが起きるまでの時間を延ばせる薬があったとしましょう。

 

この薬を飲まなかったら24時間後に起こるはずだった食あたりが、この薬を飲んだことによって48時間後に起きたとします。

 

食あたりが起きるまでの時間が延びると、合計観察人年の値が大きくなります。

 

つまり、率を計算するときの分母が大きくなるので、食あたりの発生率は小さくなってしまうのです。

 

しかし、こんな薬があったって、どっちにしても食あたりが起こるのだからうれしくも何ともありません。

 

逆に、率の方が重要な場合もあります。

 

重い病気の患者さんに対する延命効果などです。

 

ある画期的な治療があったとして、1年後に起きるはずの死亡を、その治療を受けることによって2年後まで延ばせれば、これは意義のあることです。

 

このような場合は、時間に関係する率が重要になります。

 

 

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