データを取り扱う変数|【統計学・統計解析講義応用】
データを取り扱う変数
データを取り扱う変数には、様々な型があり、プログラムを記述する前に、変数の宣言が必要になります。
変数を宣言するには、記号Dimの後に適当な変数名を記入し、続いて、記号Asの後にデータの型を書き、下記の形式で宣言します。
Dim X As Integer
Dim Y As Double
Dim Z As String
変数Xは整数型のIntegerで、整数(小数部分を持たない正および負の値)として、−32768から+32767の値までの範囲を、2バイトの領域に格納されて扱われます。
変数Xに対して指定範囲を超える値を適用するには、4バイトの領域に格納される長整数型のLongで、宣言する必要があります。
変数Yは実数型のDoubleで、倍精度浮動小数点型と呼ばれ、桁数の大きい小数点を含む数値が扱えるように、8バイトの領域が使用されます。
桁数の少ない数値を扱うには、単精度浮動小数点型のSingleで、宣言します。
変数Zは文字型のStringで、漢字、ひらがな、カタカナ、英字、数字、記号、空白などを取り扱うことができます。
格納領域としては、文字列の長さに10バイトが付加されます。他に、バリアント型のVariantは、代入された値によって、様々なデータ型に変化する特殊な型であり、文字列の長さに22バイトが付加されたデータの格納領域が確保されます。
基礎数値計算では、主にInteger、Double、String、Variantなどの型を活用することが多いです。
関連記事