集群抽出法【統計解析講義応用】

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集群抽出法|【統計学・統計解析講義応用】

集群抽出法【統計解析講義応用】


目次  集群抽出法【統計解析講義応用】

 

 

集群抽出法

 

集群抽出法(cluster sampling ; クラスター抽出法)では,連続的に単位を無作為抽出する.

 

最初の単位は,大きな集団または集群(クラスター)である.

 

看護学生の標本を抽出するには,まず,看護学校を無作為抽出し,それから,選んだ学校から学生の標本を抽出する.

 

一般的な母集団から標本を抽出する通常の手順では,行政単位に基づいて,州,市,国勢調査単位,世帯というように,連続して標本を抽出する.

 

集群抽出法では,このような連続的な段階を経ることから,この方法を多段抽出法(multistage sampling)ということも多い.

 

こうしてできたデザインを,通常,その段階の数で表現する(例:3段集群抽出法).

 

集群は,単純無作為抽出法または層化無作為抽出法によって抽出する.

 

たとえば,看護学校の集群を抽出する場合,プログラムの種類に基づいて層化することが望ましいだろう.

 

1つの集群内からの最終的な抽出もまた,単純無作為抽出法または層化無作為抽出法で行う.

 

ある程度の事例数で,集群抽出法は,単純無作為抽出法または層化無作為抽出法よりも,正確さに欠ける傾向にある.

 

この短所にもかかわらず,集群抽出法は,他の種の確率標本抽出よりも経済的,実際的であり,母集団が大きく広範囲に分散している場合はとくにあてはまる.

 

 

集群/多段抽出法の例

 

トゥリンコフ,ツォウ,ストア,ソーケンは,2段集群標本によるデータをもちいて,ナースの薬物乱用について研究した.

 

第1段階では,複雑な層化手順によって米国の10州を選び,第2段階では,単純無作為標本抽出によって,各州から全部で3600名の登録ナースを選んだ.

 

 

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