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偏差値とは

ビジネス分野でも使える偏差値

自分の立ち位置を把握する

学生の学力を表す偏差値には、標準偏差の考え方が使われています。

偏差値は、５０がテストの平均点を表し、標準偏差が１０になるように計算されています。

つまり、偏差値が４０―６０の範囲に約６８％、３０−７０の範囲に約９５％の学生が入るように計算されています。

正規分布はゼロを中心に左右対称に広がっているため、偏差値６０以上の学生は１００％から７０％を引いた３０％ではなく、２で割った１５％であることに注意しましょう。

偏差値は、学生の頃から馴染みのある指標なので、ビジネスの現場で利用することで、分析結果を伝えやすくなります。

例えば営業マンが営業成績を競うとき、売上高や契約件数そのもののデータのみを提示するのではなく、売上高や契約件数を偏差値で表現したものを併記することで、自分がどれくらいのポジションにいるのかを把握しやすくなります。

偏差値の計算方法は難しくなく、５０＋１０×（（もとのデーター平均値）÷標準偏差）で計算できます。

１００点満点中９０点を取ったとしても、高得点の生徒が多ければ全体の中での位置は低くなることがあります。

偏差値は全体の中での位置を把握するときに有効な指標です。