統計学を知るメリット【統計解析講義基礎】

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統計学を知るメリット【統計解析講義基礎】


目次  統計学を知るメリット【統計解析講義基礎】

 

 

統計学を知るメリット(merits of statistics)

 

「統計」や「統計学」はどのような方法(学問)であろうか?

 

何といっても各方面で役に立つ方法であることがあげられよう。

 

大学へ入る新入生の多くが、すでに統計学を重要な学問として知っていて、これを選択している。

 

また大学で統計学を学ばなかったが、社会に出てから、統計学を使うことを迫られ、必要を痛感したという人も多い。

 

仕事についてから、かえってある学問の必要性を感じること、これが統計学の目立った特徴なのである。

 

統計学が経済・経営・社会一般の現象や出来事の分析に役立つことはいうまでもない。

 

それだけでなく、われわれの身のまわりや生活でも用いられていることは、考えられる以上である。

 

テスト、スポーツ、医療、心理、賭けごとなど枚挙にいとまがない。

 

その大きな情報源である新聞・テレビなども、日々いろいろな統計データを伝えている。

 

しかし、これを収捨選択するだけでも容易ではない。

 

原則的には、適切なデータを正しい適切な図、表の形で読者に提供することはマスコミの重要な役割である。

 

それは何十行の文章にも匹敵する。

 

逆にマスコミが「数字の一人歩き」をさせることもある。「偏差値」はその最たる例である。

 

それは統計学上の客観的な量であるにもかかわらず、一部のマスコミ自体にその意味内容を理解する力量がないため、本質的でない点を強調して、むしろ「数字の一人歩き」に加担している。

 

統計を生かすには、確かな判断力が必要である。

 

偏差値の定義や内容は、大学1年生(それも文科系)でも十分に理解できるもので、そう難しくはない。

 

統計を役に立てるも立てないも、その人の基礎知識(というよりは常識)次第なのである。

 

実際、統計データはその気になって正しくそれに接すれば、いろいろと有益なアドバイスを与えてくれる。

 

統計が「役に立つ」ということは必ずしも金銭や物質上の実利だけではない。

 

ときには生命や健康のようなかけがえのない事柄についても、人が正しい判断をする助けになる。

 

 

例をあげて説明しよう。「薬が効く」とはどういうことであろうか?

 

465例中295例で本態性高血圧症に効いて有効率63.4%である。

 

37%の人には効かないのだが、それでも医学専門家からすると、かなりよく効く部類に入るから、一般人とは感覚が違う。

 

さらに、「やや効く」までを入れると、394例が該当し、84.7%で有効である。

 

しかし、一般からすると100人中16人で全く効かないのだから、医学専門家と一般人の違いが非常に大きいことがこれでわかる。

 

いずれにしても、この場合、薬を飲めば必ず効くわけではないのに、「効能」として書かれているのである。

 

このことから、無知から薬を過信することは非科学的であること、しかし薬は正しく飲まなければならないこと。

 

副作用もあらかじめ警告されていること、したがって、その人が治癒するにはその人白身の理性的判断がかかわることがわかる。

 

 

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