一部実施法|【統計学・統計解析講義応用】
一部実施法
実験計画法における完全実施法では、異なる因子の水準の全ての組み合わせで実験を行うため、全ての次数の交互作用が推定可能な反面、実験回数が膨大になります。
そこで、高次の交互作用(通常は3因子交互作用以上)の推定をしない代わりに実験回数を減らす計画を一部実施法もしくは一部実施要因計画といいます。
一部といっても適当に選んだ一部ではなく、ある法則に基づいてきちんと選ぶのが重要です。
また、英語ではfractional factorial designといいますが、fractionalという通り、全体の何分の一かの実施になるのが普通です。
直交表はこの目的のために工夫された実験計画です。
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