標本の募集【統計解析講義応用】

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標本の募集|【統計学・統計解析講義応用】

標本の募集【統計解析講義応用】


目次  標本の募集【統計解析講義応用】

 

 

標本の募集

 

研究に参加する対象を募ることには,2つの大きな課題がある.

 

適性のある候補者を見つけることと,その人々を参加するように説得すること.

 

研究者は,場合によっては,可能性のある対象を募るための最良の源を決めるのに,プロジェクト初期に時間をかける必要があろう.

 

研究者は,自分がほしい特性をもつ人々がどこにたくさん住んでいたり,どこでケアを受けているのか,対象に直接に接触するのか,または管理者の承認が必要だろうか,1か所に十分な数の人がいるのか,または複数の場所が必要だろうか,というような問いをもつに違いない.

 

対象を募る段階では,候補となる対象が,研究のすべての適性基準に合うかどうかを研究者が決めることができるような,簡単な面接や質問紙で,スクリーニング用具(screening instrument)を開発する必要があるかもしれない.

 

次の課題は,研究に適性だと考えられた人々の協力を,実際に得ることである.

 

効果的に対象を募る方略をもつことが重要である.

 

ほとんどの人々は,正しい状況を与えられれば,協力に同意するだろうが,ためらう人もいる.

 

研究者は,この研究の経験は対象にとって楽しく,価値があり,便利で,喜ばしく,危うくないかと自問したほうがよい.

 

協力を得る率に影響しうる因子で,研究者がコントロールをするものには,以下のものが含まれる.

 

標本を募集するとき,入念に記録をとるのがよい.

 

誰が標本になり,誰がならなかったかについての情報をもっているほど,偏りの可能性を見つけだすことができるだろう,

 

母集団を代表する要素の選択が,それらすべての要素をもつ参加者を保証しているわけではないし,研究への参加を拒否することは無作為ではめったにないので,偏りは確率標本抽出でも起こりうる.

 

このように,回答率(研究の標本抽出数に対する研究参加者の数)を計算し,非回答の偏り(nonresponse bias),つまり,参加者の特性と研究への参加を拒否した人々の特性の違いを記録したほうがよい,

 

また,研究に残った人々と離脱した人々を比較し,いかなる自然減の偏りをも記録したほうがよい.

 

人々が研究で協力しない理由(または協力を続けるのをやめる理由)を記録することも役立つだろう.

 

 

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