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統計学において相関関係は因果関係とは異なる【統計解析講義基礎】 | 統計解析 - Python・R・エクセルを使った講義で最速マスター

統計学において相関関係は因果関係とは異なる【統計解析講義基礎】

統計学において相関関係は因果関係とは異なる【統計解析講義基礎】


統計学において相関関係は因果関係とは異なる【統計解析講義基礎】

 

相関関係は因果関係とは異なります。

 

「国民所得と酒の消費量の間には正の相関がある。したがって、国民が酒をたくさん飲めば所得が増える」

 

この記述、どこかおかしくないですか?

 

相関関係は、因果関係については何も述べていません。

 

つまり、所得が増えたから酒をたくさん飲むのか、酒をたくさん飲むから所得が増えるのかという因果関係については、相関関係自体は前者であるとも後者であるとも言っていません。

 

この例の場合は誰でも前者とわかりますが、それは常識で言っているだけであって、統計学とは別の話です。

 

このような常識がはたらかない問題では、相関関係から不用意に因果関係を推測しないように注意する必要があります。

 

また、

 

「ある電器製品の普及台数は、発売以来毎年倍に増えている。発売後の年数と普及台数の相関関係は、非常に強い相関であるから、ほぼ1である。」

 

という記述はどうでしょうか。

 

年数と台数の相関関係が1であるとは、年数と台数の増減に直線的な関係があることを意味しています。

 

この問題の場合は、年数と台数の間に(毎年倍に増えているという仮定から)指数関数の関係があるので、相関係数はほぼ1にはなりません。

 

このような場合、台数のほうを対数関数で変換すると、年数と「台数の対数」の増減に直線的な関係ができ、相関関係としてとり扱うことができます。

 

では、このような例はどうでしょう。

 

「少々太っているほうが長生きできる」

 

一生懸命ダイエットするより、少し太り気味のほうがいいんだと思いたくなりますが、もしかしたら、年をとって太れるほど、胃腸が丈夫で健康だから、長生きできるのかもしれません。

 

どちらなのかは、常識によっても、統計学によってもわからず、医学そのもののさらなる研究が必要です。

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