データ収集フォーム【統計解析講義応用】

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データ収集フォーム|【統計学・統計解析講義応用】

データ収集フォーム【統計解析講義応用】


目次  データ収集フォーム【統計解析講義応用】

 

 

データ収集フォーム

 

データの収集フォーム(data collection form)は,試験の結果が構築される情報を記録する.

 

もしある項目がデータ収集フォームに含まれていなければ,試験終了時にその項目は利用できないことは明らかである.

 

他方,正確な情報を収集できる可能性は,収集されるデータの量に反比例する.

 

説明的試験では,患者が少数であるため,患者を登録することは一般的に問題ではない.

 

しかしながら,実践的試験ではほとんどの場合,患者をできるだけ早く組み入れることが必須となる.

 

したがって,実践的試験の基本概念は,データ収集フォームをできる限り簡潔にすることとなっている.

 

この概念の究極な例は,単一のページを埋めるために十分なデータのみを収集するISISアプローチによって表される.

 

このアプローチにより,患者を登録する医療提供者にとって,見返りのない何万もの患者を生存率を調査する試験に登録することができる.

 

この仕事により,心血管疾患の最も重要な知見が得られている(例えば,β遮断薬とアスピリンの両方が急性心筋梗塞の死亡率を減少させる,線溶療法は同様の状況下にて,広く効果がある,など).

 

データ収集フォームの長さにかかわらず,試験結果を解析するのに有用な情報のみを含めることが重要である.

 

 

補助的療法

 

臨床試験において非治療法を使用することを決めるのは,妥当性と一般化可能性にとって重要である.

 

実験的治験薬にとってマイナスの方向に作用する治療を取り入れると,治療において臨床的に重要な進歩を見つける機会を逃す可能性がある.

 

特に.生理学的試験では,他の治療を使用することにより,主要な問題を妨げることは,重大な問題を提示する.

 

一方.実践的試験においては,治療が使用される状況下において評価することを目指す.

 

臨床診療は事前に特定された手順で管理されているわけではなく,多くの交絡する状況が生じ,そのようなアプローチの状況下の試験治療を評価することは,臨床診療における治療の起こりうる影響力を非現実に近付けてしまう可能性がある.

 

このため,特定の有害な相互作用が知られていない場合,実践的試験では特定の補助療法を処方することを避けることになる,

 

1つの例外は.試験によって治療された疾患から回復した場合,診療ガイドライン(clinical practice guideline)に従うことを推奨する(しかし必須ではない).

 

試験の国際化に伴って.運営委員会は,試験に参加している異なる国々の診療ガイドラインが多岐に渡るという問題を注意喚起する必要がある.

 

 

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